マトゥラー
ヒンドゥー教の神「クリシュナ」の生誕の地として知られているが、仏教徒としては、仏像が初めて誕生した地として有名である。
仏像の誕生した地として、ガンダーラか、あるいはマトゥラーがという論争があったが、現在では、1世紀中頃に同時に造られたという説が有力である。
玄奘三蔵は往路、少々遠回りをして訪れている。それだけ重要な地であり、魅力的だったのであろう。
筆者は、2008年2月20日、アーグラーのタージ・マハルからデリーへの途中で、考古学博物館見学のために訪れた。
考古学博物館
博物館はMathura Junction駅の3km北西にあり、1世紀頃のクシャン朝からグプタ朝までの仏像が展示されている。 ここの仏像の特徴として、斑紋のある赤色砂岩で造られている。

赤色砂岩造り博物館正門

中庭

中庭のテラスにも出土品が並べられている。

マトゥラーとして典型的なブッダ像。クシャン朝

ブッダ像

ブッダ像。1世紀

ブッダ像。3~4世紀

ブッダ像。後期クシャン朝

カドフィセス王。1世紀

カニシカ王。

ブッダ像

ブッダ像

博物館内部には数々の仏像

力強い典型的なマトゥラー仏

力強い典型的なマトゥラー仏
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考古学博物館