アジャンター石窟群

デカン高原の北西、アウランガーバードから北東に100kmほどのところにあるワーグラー渓谷の断崖中腹に刻まれた石窟の仏教寺院群。ここが開かれたのは紀元前1世紀ころの前期窟と紀元5世紀の後期窟である。その後、仏教が衰退しこの石窟も放棄されてしまった。
筆者が訪問したのは、2011年12月11日(日)で、程よい気候の中、ほぼ終日の見学できた。

中ほどから東方向を見る
アジャンターを代表する蓮華手守門神 壁画

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【行き方】
筆者が訪問したのは、2011年12月11日(日)で、ほぼ終日の見学。昼食は入り口近くにレストランがあり、再入場可能。
前日にムンバイ21:05発の列車でアウランガーバード(Aurangabad)着04:05。実際は遅延したが。
そこからバスターミナルまで行き、アジャンター方面のバスに乗った。
夕方になり、出口まで来ると、ムハンマドという日本語を話すガイドに声を掛けられ、これから宿を探すとのことを話すと、案内するから着いてこいという。まあ、だまされたと思って着いて行くことにした。小一時間ほど北東方面に原野の小道を歩きながら、「ここらでは、みんな麻薬をやっているけど、やってみるかい」と来ました。もちろん断ったが。次にうちに来ないかという。チャイをごちそうするからと。まあ、行ってみるかと着いていったら、あばら家がある。奥さんと小学生くらいの2人の娘がいた。名前のとおりイスラムの家庭である。結婚も同じイスラム家庭の同士だという。娘を嫁がせるには持参金が必要で、日本円で100万円くらいと聞いてびっくり。これから稼がなくてはという。なかなか大変なことだ。
恐る恐るチャイをご馳走になり、ホテルへ案内された。ところが、ぼろい納屋みたいなところ。600ルピーだという。値切るのを忘れていたが、シャワーが水しか出ず、文句を言って値切らせた。電力需要が悪いらしく、頻繁に停電する。持参した懐中電灯が役立った。
さて、明日の朝7時にムハンマドさんが迎えに来て、またガイドするという。さあどうしようと思案。
そこで、翌朝5時にトンずらすることにした。
そこで、翌朝、暗闇の中を幹線道路まで、そっと歩いてゆくと、バス停でバスを待っている女子学生がいたので、アウランガーバードへ行きたいとのことを尋ねると、そのバスを教えてくれた。そのバスに乗れたところでほっとしたのを覚えている。それからエローラ石窟へ向かった。

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